あまりの面白さに2週間くらいどっぷり読んでいた本「人体600万年史」。
言いたいことがたくさん出てきたので、何回かに分けて紹介します。
今回は、本の全体の内容をざっくりと。
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進化の専門家の本
本はこちら。上下巻で合計700ページ近い大作です。
人体600万年史(上):科学が明かす進化・健康・疾病 ダニエル・E・ リーバーマン 早川書房 2015-09-18
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人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病 ダニエル・E・ リーバーマン 早川書房 2015-09-18
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書いているのはハーバード大学教授のダニエル・E・リーバーマン。
人類進化生物学、中でもヒトの頭部と「走る能力」の進化が専門です。
クリストファー・マクドゥーガルの「ボーン・トゥ・ラン」にも彼の説が出てきます。
この本は、そんな彼が「人類の進化と健康と病」についてまとめたもの。
現代人の健康と病気を進化の目でとらえる
人類の進化を大きく7つに分けて、
- それぞれでどんな変化が起こったか
- その変化によってどんな環境に適応できるようになったか
- どうして人類がここまで人口を拡大することができたか
をていねいに説明しています。
そして、進化で獲得してきた性質が、現代の環境に合わなくなってきたためにさまざまな病気が発生するようになってしまいました。
わたしたちはその病気にどう対処すればいいのか、そのヒントを教えてくれます。
どの章も、1つだけで本が何冊も書けるくらい内容が濃くて、読みごたえ十分。
まとめ
進化の考えをとりいれると、現代の問題がびっくりするくらいうまく理解できるんです。
次回は、7つの進化をもう少し細かく説明します。
人体600万年史(上):科学が明かす進化・健康・疾病 ダニエル・E・ リーバーマン 早川書房 2015-09-18
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人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病 ダニエル・E・ リーバーマン 早川書房 2015-09-18
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