あなたにとって幸せって何ですか?
その答えのヒントをくれるかもしれない、吉本ばななさんとジョン・キムさんの対談本「ジョンとばななの幸せって何ですか」を紹介します。
読んで感じたこと
対談部分も興味深いですが、それぞれが書いた前書きと後書きの心を揺さぶる強さがとてつもない。
2人とも文章を書くことに命をかけてきたということがヒシヒシと伝わってきます。
読書メモ
ジョン・キムさんと吉本ばななさんの幸せについての対談記録
初級者向け。ふたりの思想の共通点の概略を示している。
前書き
- ばななさん担当
- 自分の長い前書き人生の中でも最高に力を入れて書いている
- 人生を「考える」ことで生き残ってきたふたりの凄み
- ビシビシ伝わるものがある。
対談
- 幸せは自ら創造するもの。人から与えられるものではない
- 最悪を想定すると、いま幸せだと感じられる
- 自分が天国に行った後に残される者ができた瞬間、「死」が終わりではなくなる
- 内観の光(意識的)しか己を本来の己にしてくれるものはない
後書き
- ジョンさん担当
- あなたを大切に思う人たちは、あなたが生きていてくれるだけで喜びや感謝を感じる人たち
- だから無理して人生の目的を探す必要はない
- ただ、いまは生きていてさえくれればよい
- そのうち生きる目的も目指す目標も浮かび上がってくる
- その人たちが求めるのは、あなたがあなたの信念を貫くことだけ。
まとめ
125ページで字も大きく、対談形式ということもあり、あっという間に読めてしまいます。
ただ、ふたりの伝えたいメッセージの重さはしっかり伝わります。
若い人にぜひおすすめの1冊です。