お腹いっぱい食べてもやせられて、しかも健康になる。
そんな夢のような食事法を紹介します。
世界で大ベストセラー
その食事法はこちらの本で紹介されています。
この本は、ナチュラル・ハイジーンの回復力を最大限発揮できるような具体的な食事の原則について書かれています。
ナチュラル・ハイジーンとは、
人間の体は、もともと健康になろうとする力がある
という考え方のことで、これを妨げないような食事をすれば、
太っている人はやせ、肌の荒れている人はなめらかになり、健康上のいろいろなトラブルは次第に改善されていく
そうです。
1985年の発行以来、40週にわたりニューヨークタイムズ紙のベストセラーランキング1位を記録、全世界で1200万部以上発行されていて、マドンナやポール・マッカートニーといった有名人もこの本にある食事法を取り入れています。
さっそく内容を紹介していきましょう。
食べもの処理の3つのサイクル
食べものの処理は1日の中で3つのサイクル
- 午前4時から昼12時:排泄
- 昼12時から午後8時:補給
- 午後8時から午前4時:同化
に分かれています。
この中でも排泄のサイクルが最も重要で、この時間に体から有害物質が排泄されます。
この時間は朝食を食べる時間にあたりますが、ここで消化にエネルギーが必要なものを食べてしまうと、排泄にまでエネルギーが回ってきません。
半日断食などでは朝食を取りませんが、これは排泄にエネルギーを集中させるという考え方から来ています。
このサイクルをうまく回すために取り入れるべき原則が3つあります。
原則1:水分を多く含む食べものを食べる
この本で勧められている食事は、
生の野菜と果物70%、その他30%
です。
人間の体は70%が水分でできていて、食事にも水分を多く含むものが必要というのが本書の主張。
この水分は水を飲むことでは補給できません。また、野菜でも火を通してしまうと水分や酵素が壊れるため、生の野菜や果物から摂取する必要があります。
原則2:正しい組み合わせで食べる
正しい組み合わせとは、野菜と果物以外の食べものは1度に1種類しか食べないというもの。
野菜と果物以外の食品は消化に時間はかかりますが、1種類であれば消化酵素がその食べものだけのために働くことができて、スムーズに消化が進みます。
つまり、野菜や果物以外に鶏肉だけ、とか米だけであれば制限なく食べることができます。この本にはこの組み合わせを実践できるレシピが4週間、28日分も付いています。
原則3:果物を正しく食べる
果物の栄養素は果糖が中心で、消化にほとんどエネルギーがいらないので、排泄の邪魔をせずに栄養を取ることができます。
また、果糖はブドウ糖と違って血糖値をあまり上げないので、量もあまり気にせずに食べられるのもいいところ。
果物の食べ方として注意が必要なのが、胃が空の時に果物だけ単独で食べることです。他のものと一緒だと消化に時間がかかってしまい、せっかくの利点が打ち消されてしまいます。
この本では、朝食に果物だけを食べることを勧めています。
500ページ以上の分厚い本ですが、半分以上はこの食事法を実践するためのレシピや食材紹介で、メインの主張部分はすぐに読み切ることができます。
これまで色々なところで聞いてきた健康法や食事法をすべてつなげるような理論だと感じました。
ダイエットや健康に興味がある方は是非読んでみることをお勧めします。
今回の心動いたポイント!
- 人間の体には食べもの由来の水分が必要!
- 水分は野菜か果物で摂取!
- 食べ方を知れば健康になれる!
以上、よっしー(@yosshi7777)でした。