今回紹介する本は「脳を最適化する」。
脳は大人になってからも鍛えることができて、そのためにはどのようなトレーニングをすればいいかをまとめた本です。
その内容もすばらしいんですが、わたしが強調したいのは実験結果の扱い方です。
![]() | 脳を最適化する ブレインフィットネス完全ガイド アルバロ・フェルナンデス,エルコノン・ゴールドバーグ,パスカル・マイケロン CCCメディアハウス 2015-10-22
|
データにだまされないために
テレビなどでよく取り上げられる「この食べものを食べれば頭がよくなる」といったようなデータは、都合のいいように解釈しているものがとても多い。
この本では、実験の被験者数、実験のやり方など、データにだまされないためにはどんなことに注意すればいいかを分かりやすく教えてくれます。
データとの付き合い方は、脳の分野に限ったことではなく、日々生活していて接するすべてのデータに応用できる、とても汎用性のあるものです。
そしてこのデータの扱い方をベースにして書かれたこの本の内容は、当然信頼性がかなり高いもの。
運動や食べものなど、これまで頭にいいと言われてきたことのうち、本当はどれが効果があるのか教えてくれます。
まとめ
効果があると分かったものは、正直即効性のあるものは少なくて地道にコツコツやるしかないのですが、それでもそれが分かっていればやる気も高まるというもの。
いろんな情報に惑わされているという人はぜひ読んでみてもらいたいです。
![]() | 脳を最適化する ブレインフィットネス完全ガイド アルバロ・フェルナンデス,エルコノン・ゴールドバーグ,パスカル・マイケロン CCCメディアハウス 2015-10-22
|
コメントを残す