The Beauty of Old Age Photo by VinothChandar
老化は年齢とともに起こる避けられない自然現象だと思っていませんか?
実はそれ、栄養不足から起こっているかもしれません。
老化の大きな原因は「酸化」
Oxygen Photo by Mike Gabelmann
老化は遺伝子やテロメアなど、色々な原因があると言われていますが、その中でも有力なものが「酸化」。
細胞の中のミトコンドリアはエネルギーを作るときに活性酸素を発生させ、それにより細胞が酸化されてしまいます。細胞が酸化されると、その細胞が本来持っている機能が低下したり、うまく働かなくなってしまいます。
また、ストレスやタバコ、飲酒や激しい運動などによっても活性酸素は産生されます。
その結果、体の臓器の機能が低下し、体温や血糖値の維持や病原菌の排除など、ホメオスタシス(恒常性維持)を一定に保てなくなり、それが病気や老化につながるのです。
糖質も老化の原因だった
Sugar Rush Photo by Logan Brumm Photography and Design
もうひとつ老化の原因として分かってきたのが糖化。
糖化とは、血糖がタンパク質や脂質と結合してしまい、その結果機能不全におちいることです。
肌のコラーゲンが糖化されるとシミになり、骨が糖化されると骨粗鬆症に、血管が糖化されると動脈硬化を起こしてしまいます。
さらに、活性酸素を除去する酵素も糖化により機能不全になり、その結果老化がさらに進んでしまうのです。
栄養が足りないと酸化や糖化が防げない
Hungry Baby Birds Photo by Jason A. Samfield
酸化や糖化はこれほど悪影響があるので、私たちの体には活性酸素を取り除く仕組みが備わっています。
この仕組みには数多くの酵素やビタミンが必要となります
酵素はすべてタンパク質で、その材料は食事中のタンパク質。また、ビタミンは体内では合成できないものなので、食事から取り入れる必要があります。
つまり、必要な材料を食事から十分に取らないと、活性酸素や糖化がうまく除去できず、その結果老化が進んでしまうのです。
必要な栄養はたくさんある
Nutrition Photo by Susan von Struensee
活性酸素除去に必要な栄養素にはどんなものがあるのでしょうか?いくつか見てみましょう。
タンパク質
酵素の材料となるタンパク質は、活性酸素を除去するためだけではなく、体のあらゆるところで使われているため、しっかり摂取する必要があります。
毎日、体重1kgあたり1〜2gのタンパク質が必要と言われています。体重50kgなら50〜100gですね。
タンパク質の比率が高いと言われている鶏のささみでさえ100gあたり23g。毎日この量を摂取するのは結構大変です。
ダイエットで肉を食べなかったりすると、あっという間にタンパク質が不足してしまいます。
ビタミンA、C、E
これらのビタミンはどれも活性酸素を除去する際に使われます。
鉄
鉄も足りなくなりがちな栄養素。
赤血球を作るのに必要ですが、活性酸素を分解する酵素の部品としても使われます。
特に女性は生理で定期的に失血するので、常に補っておきたいもの。
ひじきやほうれん草など植物性のものに含まれる非ヘム鉄は吸収が悪いので、レバーや赤身に含まれる動物性のヘム鉄を積極的に取りましょう。
目からウロコの情報がたくさん
今回紹介した内容はこちらの本に書いてあります。
書いているのは、様々な病気を栄養的な観点から治療する「分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)」の医師である溝口徹さん。日本で最初に栄養療法の病院を開いた方です。
この本に書いてあることやオーソモレキュラーは、今の私が持っている健康や食事に対する考え方に1番合っていると感じています。
気になる方は以下のページも参考にしてみてください。
オーソモレキュラー.jp|栄養療法~薬だけに頼らない根本治療をめざす、心と身体に優しい治療法。
今回の「ココロ」動いたポイント!
- 老化は栄養不足が原因だった!
- 正しく食べて老化を防ごう!
以上、よっしー(@yosshi7777)でした。
明日も「ココロ」動く1日を!