Alien Life Of The Party Photo by JD Hancock
あなたなら絶対に勝てなさそうな戦いにチャレンジしますか?
スポーツでもビジネスでも、実力がものすごく離れている相手と戦わなければならない時、あなたはあきらめてしまいますか?
あきらめずに勝てる可能性を教えてくれる本があります。
今回はその中から逆転勝利するための秘訣を4つ紹介します。
人気作家の最新作
今回紹介する本はこちら。
本を書いているのは雑誌「ニューヨーカー」のライターであるマルコム・グラッドウェル。世界で最も人気のあるコラムニストの1人と言われています。
彼の本は「急に売れ始めるにはワケがある」や「第1感」、「天才! 成功する人々の法則」など、どれもものすごく面白いものばかり。
この本はそのグラッドウェルの最新作で、一般的に弱いと思われている状況から大逆転が起こるためにはどんなことが必要なのか、最新の研究結果やインタビューを交えて紹介しています。
秘訣その1:違う土俵で戦う
強敵と戦う時に、相手とがっぷり四つに組んでしまってはどうしても分が悪くなってしまいます。
どうせ負けてしまう可能性が高いのですから、それまで常識外とされていたことにも果敢に取り組むべきです。
相手は定石で来るはずなので、その裏をかけばいい勝負に持ち込める可能性があります。
秘訣その2:行き過ぎても問題があることを知る
例えば収入は、ある程度までは増えれば増えるほど幸福になる正の相関がありますが、ある一定値以上では逆に減ってきてしまうことが知られています。
このように、ある程度までは正の相関があるものの、行き過ぎると逆に減ってきてしまうものを「逆U字の関係」と言います。
これ以外にも、学校の1クラスの人数と学習習熟度の関係など、世の中の多くのことは逆U字の関係にあります。
つまり、条件に大きな差がついていても、実はそれは相手にとって不利な状況かもしれないのです。
秘訣その3:一流校のそこそこより二流校のトップがいい
これはアメリカの学歴の研究から分かってきたこと。
ハーバードやMITといった超一流大学と、二流大学の卒業生が出した1人あたりの論文の数を比較したところ、一流校のトップが最も優れているのはもちろんですが、次に来たのは一流校のそこそこの学生ではなく二流校のトップの方。
つまり、二流校にいるからといってあきらめてしまうのではなく、今いる場所でトップになれれば一流校の大半に勝つことができるのです。
前提条件の違いであきらめないことが肝心です。
秘訣その4:物事に動じない有利さを使う
偉大な成果を出している企業のトップが、実は字を読むのに障害がある識字障害を持っているケースが知られています。
例えばバージン航空のリチャード・ブランソンやゴールドマンサックスのゲーリー・コーンなど、枚挙に暇がありません。
字が読めないというのは普通に考えるとかなりのハンディキャップになります。
そのような場合、成長するまでに想像を超えるほどの困難に遭遇することが多いため、例えば経営者が普段出会うような困難は大したことがないと思えてしまうのです。
有利な状況にある人は困難に慣れていないことが多いため、ちょっとしたトラブルで崩れてしまう可能性があります。
以上4つの秘訣を紹介しました。有利な状況にあると思っても、案外そうではないということが理解できていれば、萎縮したり必要以上に心配しなくてよくなります。
負けて当たり前なら失うものは何もありません。全力で向かっていくだけです。
今回の「ココロ」動いたポイント!
- 不利だと思っても勝てるチャンスはある!
- あきらめずに立ち向かうことが大事!
以上、よっしー(@yosshi7777)でした。
明日も「ココロ」動く1日を!