こんな勉強のやり方していませんか?
- いつも同じ集中できる環境で勉強する
- 気分転換はしないで続けて勉強する
- できるようになるために同じことを何度も反復練習する
実はこれ、みんな間違い。
研究から分かった正しい勉強法とはどんなものなのでしょうか?
今回は本「脳が認める勉強法」を紹介します。
紹介する本はこちら。
脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実! ベネディクト・キャリー ダイヤモンド社 2015-12-11
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読んで感じたこと
難しい問題に立ち向かうには、まずできるところまでやってみて1度放置してみる、学習の性質により効果のある睡眠の種類が違う、など目からウロコの新事実がたくさん。
どうせ同じことをやるなら効率よくやりたいですよね。その方法をいろいろと知ることができます。
読書メモ
著者
- ベネディクト・キャリー
- ニューヨーク・タイムスのサイエンスレポーター
脳が学ぶ仕組み
- 学習は情報を保存する力と検索する力に分けられる
- 保存する力は保持されるが、検索する力はなくなりやすい
記憶力を高める勉強法
- 新しいことを覚える時には環境を変える
- 勉強時間を分散する。必要な時期により、それぞれに適した間隔がある。
- 脳の記憶を掘り起こすのが大変なほど学習の力は高まる
- テストすることで、検索する力を鍛える。
解決力を高める方法
- いろいろ考える「準備」といったん忘れる「孵化」があると、「ひらめき」が生まれやすい
- 孵化は無意識レベルで進行している。
- 孵化の効率を高めるには、休憩、緩やかな活動、高い集中力を要する活動の3種類がどれも効果がある
創造性を高める方法
- 目標の達成に向けて難しいことをやっている瞬間に邪魔を入れる。するとその項目が脳の優先順位の上位になる
- 大きな仕事はできるだけ早く着手して、行き詰まったら立ち止まる。その後時間がたつうちに抽出されることがある。
反復学習
- 変化を取り入れた方が同じことを反復するより効果的
- インターリーブ(複数の項目を混ぜた練習)を行う
無意識を活用した学習
- 練習問題を素早く解くことにより、認知できていなくても知覚して学習することができる。
- 記憶の定着には、睡眠直後の深い眠りが重要
- 運動能力や創造的思考には目覚める前の朝の時間が有効。ゆっくり寝ている方がいい。
まとめ
何かを勉強するためによかれと思ってやっていたことが、むしろ逆効果なことも。
効率的に勉強するために、1度読んでみてはいかがでしょうか。
脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実! ベネディクト・キャリー ダイヤモンド社 2015-12-11
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