「脳が認める勉強法」ベネディクト・キャリー著 本当に効果のある勉強法はこれだった #読書メモ

こんな勉強のやり方していませんか?

  • いつも同じ集中できる環境で勉強する
  • 気分転換はしないで続けて勉強する
  • できるようになるために同じことを何度も反復練習する

実はこれ、みんな間違い。

研究から分かった正しい勉強法とはどんなものなのでしょうか?

今回は本「脳が認める勉強法」を紹介します。


紹介する本はこちら。

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

ベネディクト・キャリー ダイヤモンド社 2015-12-11
売り上げランキング : 567

by ヨメレバ

読んで感じたこと

難しい問題に立ち向かうには、まずできるところまでやってみて1度放置してみる、学習の性質により効果のある睡眠の種類が違う、など目からウロコの新事実がたくさん。

どうせ同じことをやるなら効率よくやりたいですよね。その方法をいろいろと知ることができます。

読書メモ

著者

  • ベネディクト・キャリー
  • ニューヨーク・タイムスのサイエンスレポーター

脳が学ぶ仕組み

  • 学習は情報を保存する力と検索する力に分けられる
  • 保存する力は保持されるが、検索する力はなくなりやすい

記憶力を高める勉強法

  • 新しいことを覚える時には環境を変える
  • 勉強時間を分散する。必要な時期により、それぞれに適した間隔がある。
  • 脳の記憶を掘り起こすのが大変なほど学習の力は高まる
  • テストすることで、検索する力を鍛える。

解決力を高める方法

  • いろいろ考える「準備」といったん忘れる「孵化」があると、「ひらめき」が生まれやすい
  • 孵化は無意識レベルで進行している。
  • 孵化の効率を高めるには、休憩、緩やかな活動、高い集中力を要する活動の3種類がどれも効果がある

創造性を高める方法

  • 目標の達成に向けて難しいことをやっている瞬間に邪魔を入れる。するとその項目が脳の優先順位の上位になる
  • 大きな仕事はできるだけ早く着手して、行き詰まったら立ち止まる。その後時間がたつうちに抽出されることがある。

反復学習

  • 変化を取り入れた方が同じことを反復するより効果的
  • インターリーブ(複数の項目を混ぜた練習)を行う

無意識を活用した学習

  • 練習問題を素早く解くことにより、認知できていなくても知覚して学習することができる。
  • 記憶の定着には、睡眠直後の深い眠りが重要
  • 運動能力や創造的思考には目覚める前の朝の時間が有効。ゆっくり寝ている方がいい。

まとめ

何かを勉強するためによかれと思ってやっていたことが、むしろ逆効果なことも。

効率的に勉強するために、1度読んでみてはいかがでしょうか。

脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実!

ベネディクト・キャリー ダイヤモンド社 2015-12-11
売り上げランキング : 567

by ヨメレバ