今回紹介する本は、成功のバイオリズム[超進化論]。
500人以上の人に、その人の人生についてインタビューをして、共通したバイオリズムを「超進化論」という名前で体系化したもの。
インタビューした全員がこの「超進化論」と名づけられたバイオリズムに従っていることがわかったそうです。
ただの自己啓発本ではなく、著者の本気の思いが伝わってきます。
成功のバイオリズム[超進化論]―あきらめなければ人生は必ず好転する― 田中 克成 きずな出版 2016-01-08
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読んで感じたこと
あきらめなければ人生は必ず好転する
言葉だけ聞くとよくあるメッセージかもしれませんが、この本を読むと、この意味がズッシリと身に染みます。
人生で大きな壁にぶつかっても、この本に書いてあることを信じれば、先の見通しをつけることができます。
読書メモ
超進化論のバイオリズムとは?
- 成長期:引き上げてもらった力でやることなすことみんなうまくいく
- 停滞期:有頂天になるあまり、慣れてしまい、自分以外のものに責任を求めてしまう。行動量が低下し、自殺願望も出る
- 活動期:誰にでもできる些細なことから始めて、行動量を少しずつ上げていく。動きが早く、信用から信頼に変わっていく
- 過渡期:やることなすことすべてが裏目。あらゆる者や物が離れていく。習慣化をあきらめてしまうのもこの時期。その中から背水の陣で動き出すと奇跡が起きる。
- 出会い(ブレークポイント)があり、ステージが上がって再び成長期
- 今の人脈にはいない人物と出会い、上のステージに引き上げてくれる
- 過渡期のあきらめ方は毎回人によって共通している。そのあきらめる理由と、それをはねのける勇気の出どころを知るのが大事。これは生涯変わらない
成長期に大事なこと
- 菩薩行と生業行を意識する
- 菩薩行とは、自分がしたいこと。ここでは損得を考えてはいけない。
- 生業行とは、自分ができること。人が喜んでくれること。こちらでは感謝されて報酬を受け取ることができる
停滞期にやること
- 悲観せずに冷静に停滞期に入ったことを受け止める
- 心の声をよく聞いて、その見方になってあげる
- 自分自身と深く向き合う
- 停滞期は、正式に立ち止まり、刀を研ぐ時期
- 自分の過去を客観的に書き起こす
活動期にやること
- やることをできるだけ小分けにして、小さな一歩から始める
- 自分のモノサシで裁かないようにする
- マイルール(習慣)を決めて、妥協せずにそれを続ける
過渡期にやること
- 先義後利。先に義を立てて、徳を積んでいれば、本当に困ったときに周りが助けてくれる
- 最後の一手を打ち終える
- そうすると自分の信念が何か気づける
- 信念に気づいたときに、人生を変える出会いが訪れる
まとめ
全編にほとばしる著者の伝えたいエネルギー。ひさびさに感じました。
文脈的に泣ける場面ではないのですが、読んでいて何度も泣かされました。
いま、自分の人生に行き詰まりを感じている人には全力でおすすめしたい本です。
成功のバイオリズム[超進化論]―あきらめなければ人生は必ず好転する― 田中 克成 きずな出版 2016-01-08
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