エニアグラムのタイプ決めについて知っておくべきこと

みなさん、こんにちは。
エニアグラムではタイプ9ウイング1(多分)のよっしー(@yosshi7777)です。

以前、エニアグラムの完全版のテストを受けて、簡易テストと結果が違ったという記事を書きました。
自分を知ってよりよく生きていくためにエニアグラムのテストをやってみた!

今回、エニアグラムをさらに深く知る機会があり、タイプの判断やウイング、ステートの考え方など、エニアグラムに対する自分の認識が改まったので、それを紹介します。

完全版テストの結果もすべてではない

エニアグラムについて学んだのは、立花岳志さんと奥さんの大塚彩子さんが講師のこちらのワークショップ。
第5期「人生を劇的に変える!超実践 3daysワークショップ」で衝撃的な体験をしてきた!

事前に完全版テストを受けるように言われていたのですが、ワークショップに参加して驚いたのは、完全版のテストの結果でさえも違っていることがあるということ。

大事なのは自分が腑に落ちるかどうか、だと言うのです。

人間は全てのタイプを合わせ持つ

なぜ完全版テストでもはっきり答えが出ないのでしょうか?

その答えはエニアグラムの特徴である、お互いのタイプの相関性にあります。

エニアグラムでは自分のタイプはひとつに決まりますが、そのタイプ以外に、自分の状態が高い時に向かう統合のタイプと、逆に低い時に向かう分裂のタイプがあります。

例えば私のタイプ9の場合、状態が高いとタイプ3のいいところが現れ、逆に低いとタイプ6の悪い面が出てくる、といった感じです。

さらに、自分の両隣に位置するどちらかのタイプ(タイプ9の場合はタイプ8とタイプ1)の特徴もウイングとして持っているため、このウイングの統合と分裂を考えると、これだけで6タイプの性質を持ちうることになります。

もともと人間には、全てのタイプの特徴が多少なりとも備わっているとも書いてあるのも納得です。

結果、私が感じたのは、
タイプは「ありなし」ではなく「強弱」
だということ。

私が簡易テストで別のタイプが出たのも、自分の持つ性質の一面が出やすいものだったということなら納得できます。

正しいタイプの見分け方

では、完全版のテストの結果でも必ずしも正しいとは限らない自分のタイプをどうやって知ればいいのでしょう?

そのやり方の中に、自分のタイプを3つの切り口で切ってみるものがあります。

1つめの切り口はセンターを使うもの。

  • タイプ8、9、1は本能センター。
    腹からくる本能的直感によってものごとを判断します。
  • タイプ2、3、4は感情センター。
    イメージや感覚でものごとや世界を捉えます。
  • タイプ5、6、7、は思考センター。
    深層において求めているのは、安心、安定、安全。

2つ目の切り口は行動スタイルによるもの。

  • タイプ3、7、8は自己主張タイプ。
    積極的、直接的に自己主張し、要求します。
  • タイプ4、5、9は遊離タイプ。
    周囲から一歩引き、自分の世界を持ちます。
  • タイプ1、2、6は融和タイプ。
    周囲に気を使い、自分と相手の欲求に折り合いをつけようします。

3つ目の切り口は問題に対する態度です。

  • タイプ2、7、9は楽観タイプ。
    ものごとの明るい面に目を向け、ポジティブに捉えます。
  • タイプ1、3、5は合理タイプ。
    個人的感情を脇に置き、物事を客観的•合理的に捉えようとします。
  • タイプ4、6、8は反応タイプ。
    問題に対して、すぐに感情的反応が起きます。

ワークショップでは、この3つの切り口が各タイプでどのような特徴として出てくるのか、さらに詳しく説明してもらいました。

自分がそれぞれの切り口のうちでどれに当たるかを決め、それを掛け合わせることで自分のタイプを類推することができます。

ただし、この分け方でも腑に落ちないこともあります。

そのような場合は、他人の意見を聞いたり、実際の人を参考にすることなどをヒントにすることが提案されています。

エニアグラムの深さに驚く

ここまで書いてきただけでもタイプにかなり多様な面があることがお分かりいただけたと思います。

ここまではタイプ間の横のつながりを見てきましたが、エニアグラムのさらに驚くところは、それぞれのタイプが縦にも階層を持っていること。

各タイプはステートと呼ばれる健全度の階層を持っています。

ステートは9階層に分かれていて、それぞれのステートがどんな状態であるか、細かい説明がされています。

このステートが高いところは性格のとらわれから解放された自由な状態、低いところは病理的な状態にあたります。

自分が今どのステートにいるのか、そこから上はどのような状態なのか知ることは、その先よりよく生きていくための重要なヒントを与えてくれます。

縦横の3次元で広がりを持っていて、それぞれが互いに相関し合い、現実とも整合性を持つということには驚くばかり。

また、以前私が記事にした自己否定ビリーフも、このエニアグラムのとらわれやすい感情と関わっているとのこと。
成功体験だけでは足りない!自分の人生に自信を持って生きるために必要なこと!

自分はまだエニアグラムの入り口を見ただけですが、さらに詳しく知りたいと思うようになりました。

今回の心動いたポイント!

  • テスト結果がすべてではない!
  • 3次元構造で奥深い!
  • もっと深く知りたい!

改めてエニアグラムは自分や他人を深く理解して、よりよく生きていくためには非常に有効な人間の切り分け方だと実感しました。

自分のタイプを知って、生きるヒントを手にしてみてはいかがでしょうか?

以上、よっしー(@yosshi7777)でした。

関連する本を紹介します。

ワークショップの課題本として上がっていたのはこちら。
エニアグラムについて、全体の概要が分かりやすくまとめられています。

こちらはワークショップの推薦本。
難解なところもありますが、ウイングについての記述はこちらにしかありません。