スーパーの成城石井を知っていますか?
通常の店舗はもちろん、少し前から駅ナカにも出店していて、私もたまにワインやスイーツなどを買うことがあります。
店内には、他ではなかなか見ない商品がこれでもかと並んでいて、見ているだけで楽しくなってきます。
そんな風にに思うのは私だけではないようで、スーパーなど小売業界の売り上げが伸び悩む中、成城石井は成長を続け、店舗は3倍増、さらに出店依頼が後を絶たないほどにまでなっています。
どうして成城石井だけがこんなに成功しているのか、その秘密を教えてくれる本がありました。
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成城石井の秘密が分かる本
その本とはこちら。
この本では、成城石井が他と違うところとして、サービスや品揃えのユニークさなどが7つの章に分けて説明されています。
書かれていることはどれも興味深いものばかりですが、中でも私が驚いたのが惣菜の質の高さへのこだわり。
作る人が違う
Pretty Cooked Photo by Éole
普通のスーパーでも、有名シェフが監修しているような商品はよく見かけますが、そのほとんどは見本のレシピを作るだけ。
実際に販売されてい商品は、そのレシピ元に各店舗のバックヤードで作られているケースがほとんどです。
ところが成城石井では、全112店舗分の惣菜を、セントラルキッチンと呼ばれる工場でまとめて作っています。
さらに、惣菜メニューに携わっているのは、有名ホテルや料理店経験者などの一流料理人。
個人でも店を出せる技術を持つ人が、直接調理に関わっているのです。ここだけでも相当な差になります。
ポテトサラダも普通じゃない
potato salad Photo by svacher
こだわりの一例としてあげられていたのがポテトサラダ。
通常のスーパーなどでは、ジャガイモの皮は機械でむくのが当たり前。家庭で数個のジャガイモをむくだけでも大変なので、機械を使うのも当然だと思うのですが、何と成城石井では毎日2500個を全て手でむいているそうです。
その理由は、機械では皮を薄くむくことができないから。ジャガイモの旨みは皮に一番近いところにあって、これを残すためには手でむくしかないのです。
ポテトサラダ以外の商品にも手間をかけて作っているものばかり。おいしいのも人気が出るのも当然ですね。
お客様が違っていた
First customers Photo by stavos
本の中には、このようなこだわりが他にもこれでもか、と詰め込まれています。
それでは、なぜここまでこだわれるのでしょうか?
その答えは、よく聞く「お客様のため」。
ただしこのお客様が普通と違います。
成城石井の1号店は成城駅前にあります。つまり成城石井にとってのお客様とは、成城に住む人たちだったのです。
成城と言えば昔からの高級住宅街。当然求められる品質も相当なもので、それに応えようとするうちに他とは数段違うレベルになったとのこと。
内容ももちろんですが、本気で書かれている文章も素晴らしく、ビジネス書なのに感動すら覚えます。
読んだ後は成城石井で買い物したくなること間違いなし。知っておくと料理のおいしさがより一層増します。ぜひ読んでみてください!
今回の心動いたポイント!
- 成城の人が鍛えたクオリティの高さ!
- こだわりを知ればおいしさ倍増!
以上、よっしー(@yosshi7777)でした。
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