最近本を読みまくっているんですが、2016年の4〜6月は調子よく1日1冊ペースで合計91冊を読むことができました。
ここまできてようやく読書が好きだと声を大にして言えるようになりました。
もう7月も終わりそうになってしまっていますが、この期間に読んだ本の中でベスト7を選んでみました。
第7位:アレルギー医療革命
アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に! NHKスペシャル取材班 文藝春秋 2016-03-25
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アレルギーに対する考え方が変わる1冊。
アレルゲンを食べる前に、それが皮膚の傷口から侵入してしまうことによってアレルギーが引き起こされるというもの。
NHKスペシャルの内容をまとめたもので、読みやすくて理解しやすいです。
あまりに衝撃で、知り合いの妊婦さんにプレゼントしました。
このブログではこの記事に書いています。
アレルギー医療革命 NHK スペシャル取材班 著/アレルギーに悩んでいる人は必読!アレルギー食品を食べないのは間違い
第6位:量子力学で生命の謎を解く
量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待 ジム・アル-カリーリ,Jim Al-Khalili,ジョンジョー・マクファデン,Johnjoe McFadden SBクリエイティブ 2015-09-16
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高校のときに習った量子力学への思いこみをくつがえしてくれる1冊。
量子力学は分子レベルよりもさらに小さい世界で、日常生活では無視できる話だと思っていました。
ところが酵素反応や呼吸など、ありふれた生命現象で量子力学が使われているというのです。
分厚くて専門的な内容もありますが、かなりわかりやすく解説してくれています。
わたしの書評はこちら。
量子力学で生命の謎を解く/ジム・アル=カリーリ、ジョンジョー・マクファディン 著/酵素と量子力学のおどろきの関係
第5位:「つまらない」がなくなる本
「つまらない」がなくなる本 鶴田豊和 フォレスト出版 2016-05-21
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つまらないと感じるとき、なにかをして気をまぎらわそうとしていませんか?
実はこれ、間違いなんです。
タイトル通り、「つまらない」への考え方が変わりました。
わたしの書評はこちら。
「つまらない」がなくなる本/鶴田豊和 著/つまらないからって何かやっちゃダメ!
第4位:すべての疲労は脳が原因
すべての疲労は脳が原因 (集英社新書 829I) 梶本 修身 集英社 2016-04-15
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ぼんやりとしか理解できていなかった「疲れ」が、ホントはどんなものなのかがわかる1冊。
実は疲れのほとんどは脳が作り出したものだったんです。
書評はこちら。
この本で疲れに効くと書かれていた黒酢も飲み始めました。
第3位:脳はなぜ「心」を作ったのか
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫) 前野 隆司 筑摩書房 2010-11-12
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自分が思考したり行動したりするとき、わたしたちは自分が意識してやっていると思っていますが、実はそれは無意識がやっていることを後追いで認識しているにすぎない、という「受動意識仮説」が説明されています。
証明はされていないんですが、納得できるところがたくさんありました。
わたしの書評はこちら。
脳はなぜ「心」を作ったのか/前野隆司 著/意識が生まれた本当の理由とは
第2位:遅読家のための読書術
遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣 印南 敦史 ダイヤモンド社 2016-02-26
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わたしの読書観を変えてくれた1冊。
読書は音楽のようなもので、心に残る1文に出会えれば本を読んだ意味がある、というのはその後本を読む支えになっています。
なかなか本を読む時間がない、と言っている人にこそ読んでもらいたい。
書評はこちら。
遅読家のための読書術/印南敦史 著/これからの本の読み方はこうなる
第1位:アップデートする仏教
アップデートする仏教 (幻冬舎新書) 藤田 一照,山下 良道 幻冬舎 2013-09-28
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仏教のお坊さん同士の対談をまとめたものですが、仏教という前提を外して読んでもらいたい本。
マインドフルネスの限界を指摘して、その問題点を解決できる方法を提案してくれます。
わたしがこれまで読んだ本の中では、「悟り」のことを1番わかりやすく理解できる内容です。
書評はこちら。
アップデートする仏教/藤田一照 山下良道 著/マインドフルネスの限界を超えると悟りの境地にたどり着く
まとめ
今回も心と科学の分野が多くなりました。
ビジネス書も読んでいるんですが、いいものを挙げるとこうなりますね。
気になった本があればぜひ読んでみてください。