頭で分かってるだけではダメ!人間関係のストレスのほとんどを解消できる方法

Stress Photo by topgold

世の悩みの多くは人間関係から来るもの。悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

今回は、負の思い込み「ビリーフ」について月に1回、5カ月にわたるビリーフ勉強会の第2回の参加レポート。

人間関係に関わる「ジャッジメントビリーフ」と、その解決法であるバイロンケイティワークについて学びました。

解決法は頭では分かっていたのですが、それだけではダメ!だったのです。

ビリーフとは何かという説明や、前回の様子はこちらをご覧ください。
刺激受けまくり!第1回ビリーフ勉強会に参加してきたよ!

テーマは「ジャッジメントビリーフ」

前回はビリーフの全体像を把握するという内容でしたが、今回はその中の「ジャッジメントビリーフ」を取り扱いました。

ジャッジメントビリーフとは、特定の他人に対して「◯◯は〜すべきだ、〜でなければならない」というように、要望したり決めつけたりすることで、人間関係のストレスのほとんどの原因がこれだと言われています。

ジャッジメントビリーフはビリーフの中でも自分で把握しやすいものだそう。確かに、他人に対して何か思っていれば自分で気づきますよね。

原因は相手ではなく自分にある

ジャッジメントビリーフは、自分が他人に対して「こうしたほうがいい、こうあるべきだ」と思っていることに対して、他人がその通りにしてくれないことに原因があります。

「他人が〜しない」ことが原因で、「私が不満に思う」という結果が生まれるという考え方です。

ここで考え方を変えてみます。

私たちの脳は、入ってくる大量の情報の中から自分が見たいごくわずかな情報を選んで自分の都合のいいように解釈することが分かっています。

この場合では、「私が不満に思う」ことを自分が見たいと思っているから、「他人が〜しない」ような情報ばかりが入ってきてしまう、ということです。

つまり、私の考え方が原因で、他人の言動はその結果ということになります。さらに、私の考え方を変えれば、他人の言動も変わると言えます。

この考え方、7つの習慣の「影響の輪」や選択理論でも同じことが言われています。

ワークで実践

という概念が分かったところで実践編。自分が持つジャッジメントビリーフを解放してみるワークです。

ここではバイロンケイティワークというものを行いました。

バイロンケイティワークとは、アメリカ人女性バイロンケイティさんによって始められたもので、対人関係のストレス軽減に非常に効果があり、刑務所の受刑者に行うと再犯率が90%も減ったという報告もあるほど。

まずは自分の気持ちを並べてみる

まずは自分が特定の人に対して怒りや失望を感じていることを書き出します。

私は妻への不満を書きました。

次にそれに対して、本当はどうしてほしいか、自分がそれに対してどのように感じるか、など自分の気持ちを書き出していきます。

この段階では妻に対して不満に思うことがいろいろと思い出されて、怒りがより増幅された気がしました。

そして気持ちの深掘り

次に、ここまでのステップで出てきた項目の中から、「誰々は○○すべきだ」という形で、一番強い感情を持った言葉を選びます。

私の場合は、
「妻は私のことをもっと理解すべきだ」
にしました(妻がこの記事を見つけませんように…)。

そしてそのことがらに対して、本当にそう思っているか、そう考えている時にどんな反応をするか、といった質問をすることにより、最初の考えを深掘りしていきます。

この途中で、「相手がどう考え、どう行動するか決められるのは誰か?」という質問があります。

もちろん答えは相手なのですが、頭では分かっていても、気持ちはそれに反抗します。この乖離を次のステップに進めていきます。

最後は客観視して手放す

ここでは、その考えを客観視します。

その考えの意味を逆にしてみたり、私と相手の立場を逆にしたりして、さらにそのような意味になる理由をひねり出していきます。

例えば私の場合は、
「妻は私のことをもっと理解すべきでない」
「私は妻のことをもっと理解すべきだ」
のようになります。

最初は自分の考えにとらわれていたのですが、講師の彩さんにヒントをもらって書き進めていくと、自分の考えに対して少し距離ができたのを感じました。

最後の質問は、「自分の考えが、その通りでもそうでなくてもどちらでもいい」と書いてみて、その理由を出していきます。

私の場合は「妻が私のことを理解してもしなくてもどちらでもいい」ですね。

このステップまで来ると「ああ、私のことを理解するかどうかは妻の問題で、私はそれに関わらず伝える努力をしていればいいんだ!」と心から納得することができました。

頭で分かっていても心は…

私にとってこのワークは驚きでした。

原因は相手ではなく自分にある、という考えは概念としては理解していました。

ただそれをいざ自分に当てはめてみると、全くそのように思えない、思いたくない気持ちになりました。

頭では分かっていても、感情はその通りにならない典型ですね。自分ではここまで感情に左右されているつもりはなかったので、少しショックを受けました。

ただそれを取り出して並べて観察してみると、割とあっさり捨て去ることができました。このワークがジャッジメントビリーフの強力な解決方法であることが分かります。

練習すればもっと簡単にビリーフを解放することができるようになるそうです。

講師の力量も重要

そしてもうひとつ感じたのは講師の大塚彩子さんの力量の高さ。

このワークは人により途中経過がかなり異なるので、本来は1対1でやった方がいいらしいのですが、彩さんは答えに困っていると、その場でものすごく的確なコメントを出してくれて、深掘りが一気に進みました。

さすがプロ!という感じですが、少なくとも最初のうちはよく分かっている人にサポートしてもらった方がいいでしょう。

今回の勉強会は、ジャッジメントビリーフがどんなものか理解して、それを解決するのに有効なバイロンケイティワークを試してみる、という内容だったのですが、結果的に私が持っていた妻に対するビリーフを解放してもらえました。

いやぁ、ラッキーですね。

この勉強会は途中参加はできないのですが、個人セッションや1回単位のセルフケアレッスンなど、講師の方のホームページで随時募集しているので、気になる方は見てみてはいかがでしょうか?
Information of SonoraStudio

毎回新たな気づきがもらえる勉強会。来月も楽しみです。またレポートしまーす。

今回の「ココロ」動いたポイント!

  • 頭では分かっていても、ココロで納得できないこともある!
  • 人間関係のストレスの原因の大半は自分にある!

以上、よっしー(@yosshi7777)でした。

明日も「ココロ」動く1日を!