Art of Healing Photo by h.koppdelaney
自己否定が強いと、何をするにも自分でブレーキをかけてしまって、やりたいことができなかったり、やりたいことを抑圧してしまったりします。
では、そもそも自己否定はなぜ生まれてしまうのでしょうか?
今回は、10月から参加している月1回のビリーフ勉強会の5回目の内容から、自己否定が生まれる原因を紹介します。
ビリーフとはどんなものか、またこれまでの勉強会の内容はこちらを見てください。
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ビリーフは不要なもの?
これまでの勉強会で、自分を否定的に定義する「ビリーフ」が、自分のやりたいことや感情を押さえ込んでいると学んできました。
それでは、幸せに生きていくのに不要にも思えるビリーフがなぜ生じるのでしょうか。
その背景には親の存在が大きく関わっています。
幼少期を生き抜くために編み出した対処法
小さい子どもにとって、親の存在は絶対です。
親から拒絶されてしまうと生きていけないので、そうならないように
- 親から好かれれば生きていける→愛されたい
- 親から嫌われれば生きていけない→怒られたくない
ということを絶対命題にしてしまいます。
子どもは親の口癖や態度、空気などを読んで、自分の心の中(潜在意識)に親の偶像を作り上げます。この親の偶像のことをインナーペアレンツと呼びます。
心の中に作り上げたインナーペアレンツから愛されるために、怒られないために、私たちは様々なビリーフを作り出すのです。
私たちが大人になって実際の親との関係や認識が変わったとしても、インナーペアレンツは潜在意識にそのまま存在し続けます。
大人になっても親の偶像と、そこから生じたビリーフに苦しむことになるのです。
そして、インナーペアレンツに苦しめられる、私たちの潜在意識にある子どものことを「インナーチャイルド」と呼びます。
インナーペアレンツの支配の仕方
インナーペアレンツは命令と禁止という形で私たちを支配します。
命令は、本来の自分がやりたくないことをやらせようと強要すること、禁止は本来の自分がやりたいことをやめさせようとすることです。
本来の自分を取り戻すためには
ビリーフやインナーペアレンツにとらえられた私たちが、本来の自分を取り戻すためには2つのことをする必要があります。
1つ目はインナーチャイルドを癒やすこと。
潜在意識にあるインナーチャイルドのことを理解して分かってあげるだけでも誤解は解けて癒されていきます。
もうひとつはインナーペアレンツからの自立。
ただ、インナーペアレンツからの支配を中心にこれまでの人生を生きてきたのですから、これはそう簡単にはいきません。
「インナーペアレンツと決別する」という自分の強い意志が必要です。
ワークで自分の中のインナーペアレンツを掘り起こす
実際には講義と交互にやったのですが、自分の中のインナーペアレンツを掘り起こすワークも行いました。
自分の中で「こうしろ」と命令されたり、「こうするな」と禁止されたりすることをリストアップして、その中から親の影響があるものがないか考えます。
そのうち1つを選んで、その考えを客観視していきます。以前にもやったバイロンケイティワークの応用版です。
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メリットデメリットをあげたり、意味を反対にしたり、どちらでもいい考えたりして、最後にその考えを手放します。
強大なインナーペアレンツがいた
ここからは私の話。
この勉強会の1カ月ほど前の個人セッションで、私はちょうどインナーペアレンツとの決別をしてきました。
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なので今回の勉強会では、自分のことを客観的に見ることができました。
親からよく言われたことを書き出そうとしてもほとんど出てこなかったのですが、「自分を出さないでおこう」や「いい子でいなきゃ」など自分を制限することには思い当たるところがたくさん出てきました。
自分で勝手に作り上げたインナーペアレンツに強く支配されていたんですね。
講師の大塚彩子さんのブログでも書かれていますが、インナーペアレンツの支配が強力な場合、自分で問題を意識できても、それを自分ではどうしようもできないことが多いのだそうです。
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原因が分かっていても、どう対処していいか分からない。このような場合は、私のように個人セッションで解消するのが有効です。
本当の親とは違う
講義では何度も強調されていましたが、インナーペアレンツは本当の親とは違います。子どもの頃に感じた限定的な経験を元にしているため、誤解であることも多いのです。
インナーペアレンツにどれだけ苦しめられていても、実際の親とは何の関係もないこともよくあります。
実際の親が悪い訳ではないので、安心して決別すればいいのです。
まとめ
今回はずっと前から考えていたことだったので、すんなり理解することができました。
幼少期を生き抜くために自分の潜在意識にインナーペアレンツを作りだし、そこからビリーフが生み出される。
分かりやすいですが、潜在意識にあるために通常のアプローチでは解決できません。
その解決にはバイロンケイティワークや個人セッションなどで
潜在意識に迫る必要があるのです。
以上、ビリーフ勉強会のレポートてした。
いよいよ勉強会は次回で最終回。内容が楽しみです。
以上、よっしー(@yosshi7777)でした。
明日も「ココロ」動く1日を!